土壁がポロポロ落ちるストレスから解放！ベニヤ×クロスで仕上げる和室リフォーム

自然光はよく入るものの、全体的に暗い印象が拭えません。今回のリフォームで内装の明度を上げ、空間の明るさを最大限に引き出します。

古いスイッチカバーの周辺も、土壁が崩れている様子が見て取れます。土壁がポロポロ落ちるストレスは計り知れません。

床の間の壁には、家具の移動などでついたと思われる傷や汚れがあり、見た目にも古さが際立っていました。

和の趣を残しつつ、現代的で清潔感のある印象へと変えるため、壁と欄間部分にもクロスを施すことにしました。

部分的に市松模様のクッションフロアが敷かれていました。クロス仕上げにすることで、和風から洋風の雰囲気に寄せていきます。

天井の木材も、経年による色あせやムラが見られ、空間全体が暗く感じられる印象に。明るさと統一感を出すため、天井もクロス仕上げを採用することに。

畳を傷つけないよう、ブルーシートと養生ボードで二重に保護。作業台や道具も整然と配置し、安心・安全な作業環境を確保しています。

周囲の壁や窓にはビニールシートで養生を行い、クロス張りや木工事による汚れを防止。お部屋を傷つけないよう細心の注意を払っています。

その場で寸法を測りながら、壁に合わせてベニヤ板を加工。空間にぴったり合うよう、1枚1枚丁寧にカットして施工しています。

天井や壁のベニヤのジョイント部分にパテを入れて、滑らかに仕上げます。クロスを美しく張るための大切な下地作業です。

欄間を取り外した部分も、ベニヤ合板で違和感なく仕上げていきます。

床の間の壁にも丁寧にベニヤ合板を貼り、継ぎ目にパテ処理を施しています。目に触れない場所も手を抜かず、美しい仕上がりを追求しています。

全体に自然光が広がる、明るく開放的な空間へと生まれ変わりました。

クロスで仕上げた内装で、土壁がポロポロ崩れる心配もありません。

スイッチやコンセントまわりも丁寧にクロスを巻き込み、美観と使いやすさを両立させています。

腰壁部分のクロス仕上げもきれいに整い、和の雰囲気を残しつつ現代的な印象に。古くなったスイッチカバーも新品に交換しました。

欄間部分までしっかりクロスを施工しました。細部まで統一感ある仕上がりで、欄間があった場所とは思えないほど自然です。

窓周辺のクロス張りも美しく仕上がり、外の光をやさしく取り込む空間になりました。