お客様と創り上げた理想の住まい!和室から洋室へ、1階で完結する暮らし
以前内窓工事をご依頼いただいたお客様より、1階の和室を洋室へとリフォームしたいとご相談がありました。ご高齢になられる事情もあり、2階の寝室ではなく1階で生活を完結させたいというご要望です。リフォーム対象となる和室はリビングに隣接しているため、この2部屋で生活が完結できるよう、生活動線に配慮して設計を進めました。
施工にあたり、まず行ったのは既存の畳や床、そして天井の撤去です。断熱材や木材は「使えるものはそのまま使ってほしい」というお客様のご要望もございました。そのため、天井裏の既存の断熱材は再利用しつつ、床には新たに断熱材を充填。床の土台の木材も状態が良好だったため、そのまま再利用して新しい床材を施工いたしました。壁はボードを貼り直し、クロスで仕上げています。
元々収納があった場所には、アコーディオンカーテンを新設しました。お客様のご要望で、全開口できるタイプを採用し、使い勝手の良さを追求しています。天井のクロスはお客様が悩んで選ばれた、おしゃれな模様のデザインクロスを採用いたしました。壁の一部には紫系のアクセントクロスを採用し、空間全体のデザイン性を高めています。
今回のリフォームで特にこだわったのは、大工が造作した約2.4mもの小上がり収納です。これはお客様からの強いご要望で、単なる収納としてだけでなく、その上でこたつを囲んだり、腰掛けたりできるような頑丈で多機能な造りです。また、造作収納の高さに合わせてコンセントやマルチカウンターを設置し、収納の上で快適にお過ごしいただける工夫も取り入れました。
このほかにも、1階での生活を想定し、川口技研「室内用ホスクリーン昇降式」(室内物干し)を2箇所に設置するなど、日々の生活動線に配慮した設計でリフォームを行っています。
そして、お客様からのご要望でキッチンのクッションフロアを張り替える工事や、障子の張り替え作業も実施いたしました。キッチンの床には、パナソニック「USUI-TA(ウスイータ)」を採用しています。厚さ1.5mmほどの薄いフローリング材で、既存の床との段差が生じないよう細心の注意を払いました。
今回のリフォームでは、お客様自身打ち合わせに積極的にご参加され、ご自身でも調べてくださるなど、こだわりを持って家づくりにご協力いただきました。その結果、お客様にも心からご満足いただける理想の空間が実現したと自負しております。
177万円 (税込)