屋根点検の際、雨漏りの発生箇所を確認すると、普段目にすることのない屋根の下地が露出していました。

屋根材の劣化により、雨漏りが発生。入居者様の不安を解消するためにも、早急な対処が求められます。

屋根全体を点検すると、見た目には分かりにくい部分で劣化が進行していました。

冬の強風が原因で、屋根の板金が一部飛ばされています。このまま放置すれば、建物の構造にまで影響を及ぼしかねない状況です。

強風や雪の影響を受け、破風の一部が抜け落ちている様子です。このままでは、将来的に雨水が建物内部に侵入する可能性があります。

点検により、屋根の劣化による雨漏りだけでなく、雨樋や破風の破損が発覚。屋根修理に合わせ、交換することとなりました。

雨漏りの発生箇所です。下地の木材に雨水の侵入していることで、深刻な腐食状態でした。工事時期が梅雨ということもあり、早急に対処しなくてはなりません。

見た目では分からなかった部分で、予想以上に劣化が進んでいたことが今回の点検で明らかになりました。

雨漏りが発生していない軒天部分の下地も腐食が進んでいたため、新しい下地を入れ直す作業から始めました。

新しい屋根材を取り付ける前に、腐食した下地を剥がします。雨水の侵入を防ぐには、耐久性のある屋根材はもちろん、防水シートの設置も必要です。

新たな下地として木材を取り付けました。この上から、防水シートと新しい屋根材を取り付けます。

取り外したガラリも、雨風によるサビが原因でボロボロになり、本来の機能を失っている状態です。今回のリフォームに合わせて新品に交換します。

約1ヶ月にわたる大規模な工事を終え、雨漏りの心配のない安心な建物へと生まれ変わりました。

劣化が目立っていた屋根を落ち着いたこげ茶色に変更したことで、シックでスタイリッシュな印象になりました。

軒天も塗り直したことで、建物全体に統一感が生まれ、美観が大きく向上しました。

屋根だけでなく、雨樋や破風も新しくなりました。建物全体の耐久性アップに繋がっています。

見た目を美しくするだけでなく、雨漏りの根本的な原因を解決し、建物の寿命を延ばすという、オーナー様と入居者様双方にとって重要な工事となりました。