コンパクトな浴室の面積を拡張!冬もポカポカ♪高断熱&ゆったり浴槽へ
以前当社でリフォームをご依頼いただいたお客様から、新たに浴室と洗面脱衣所のリフォームについてご相談いただきました。
お客様の大きなお悩みは、浴室・脱衣所の寒さ。各所にヒーターを設置するほどの深刻な寒さで、ヒートショックのリスクも懸念された状況です。さらに、浴室入り口には大きな段差があり、転倒のリスクも心配されていました。築30年ほどの既存のユニットバスは、パネルを覆うタイル柄のフィルムが剥がれるなど、全体的に劣化が進行。天井を見る限り、換気不足による湿気の影響も推測されました。
そして、洗面脱衣所は洗面台や洗濯機の配置が動線を妨げ、狭さを感じる空間でした。大型の家具・家電に囲まれているほか、勝手口が配置されている都合上、間取りの自由度も限られている状態です。
今回のリフォームにおける課題は、寒さの解消はもちろん、ご高齢のご両親にとって危険が少なく、お手入れしやすい浴室・脱衣所にすること。脱衣所の内装を含め、全体的に快適な水回り空間とすることを目標に掲げ、面積の変更を含めた大規模なリフォームを計画しました。
まず取り掛かったのは、コンパクトな浴室を拡張するために、浴室側の入り口を40cmほど脱衣所側にずらす大掛かりな工事です。その後、既存のユニットバスを撤去しました。新しいユニットバスには、お手入れしやすく保温性の高いTOTO「サザナ」を採用。既存の1316サイズから1616サイズの浴槽になり、足を伸ばしてゆったりと入れるようになりました。また、爽やかなグリーン系の壁パネルに貼り替え、浴室全体を明るくモダンな印象に一新しています。
冬場の寒さ対策としては、浴室乾燥暖房機を新設したほか、補助金活用を見据え、断熱効果の高い内窓を設置しました。これにより浴室全体の断熱性能が向上し、冬でもあたたかく快適に入浴できるようになります。内窓は浴室工事後に枠に合わせて採寸し、後日取り付けを行いました。
そして、脱衣所の内装も全面的に刷新。レトロなタイル調デザインからモダンなグレー系のクッションフロアへ張り替え、壁も同系色のクロスで統一しています。浴室拡張により脱衣所の面積は狭くなりましたが、洗濯機置き場や洗面化粧台の配置を可能な限り変更し、スペースを有効活用しました。従来よりもゆとりを持ってご利用いただける空間に生まれ変わっています。
今回のリフォームは大掛かりなものとなりましたが、浴室や洗面所の寒さ、段差、汚れといった長年の悩みがすべて解決されています。安全性が向上し、日々のお手入れも簡単になったことで、ご家族皆様にとって、心からリラックスできる快適なバスタイムを提供させていただきました。
178万円 (税込)